2009/06/24 (Wed) 22:31:49 スメタナ

天気は快晴、空気はからりと乾いている。
一昨日の蒸し暑さでへたばった自分にとって、涼しいのは体力回復に役立ちます。

「自省録」、読み返そうかな…。
自らを律する羅針盤はどこへ行ったのか…指針を見失いつつあります。

PDAのSDカードに入れている音楽を一新。
春から初夏の音楽へ。
シューマンは春よりも秋です。個人的には。
感性は人それぞれかもしれませんが、私はモーツアルトでまとめました。
交響曲は38から41番。協奏曲はピアノで、23番から25番まで。
この文章を打っていて、ドヴォルジャークの8番を入れ忘れた事に気づきました。
いちばん田舎な音楽を入れるのを忘れた…。
プレイリストをモーツアルトでまとめたのはいいけど、実際よく聴くのはスメタナのカルテット。
第1番「わが生涯より」と第2番。
第1番は、スメタナ自身が一生を振り返って書き起こした曲。
自分自身の回顧録を音に起こした、といったほうがわかりやすい。
それに第2番のと良い意味で対比的です。構成もきちんと練られていてきれいにまとめられています。
第2番はスメタナ晩年の曲。明るくて音楽的にも充実している第1番と比べると悲劇的。
聴覚を失い、精神に異常をきたし始めた頃の曲ですが、シェーンベルクに影響を与えただけのことはあります。
各楽章に哀愁を帯びた旋律や舞曲風（ポルカ）のメロディが出てきて、聴くたびに発見あったり。
終楽章になると一体何が言いたいのかわからない音楽ですが、だがそれがいい的な感じ。
よく聴くのは第2番のほうです。